かえるの言いたい放題(*´ω`*)

大泉洋が大好きです(*´ω`*)大泉洋さんの事や、洋楽の事、映画の事などいろいろ

青天の霹靂の感想

とりあえず、試写会で2回みました(*´∀`)一回は洋ちゃんの舞台挨拶ですが、舞台挨拶内容は洋ちゃんの尻キュッキュ!と投げキッスでほとんど飛びました(´ω`;)wwすみません(´ω`;)
でも尻キュッキュ!は三途の川を渡りかけるぐらいの破壊力でした(:D)┼─┤バタッww
マスコミ用に写真を撮るのに客席にお尻向けてたから「お尻向けてすみません。お尻キュッてするんで、それ見て笑ってください」て言ってキュッキュッと尻を締めたんですよ〜(*´ω`*)お陰で何回も意識失いかけましたwww(:D)┼─┤バタッ
そして最後にあの投げキッスですからあああああ〜(:D)┼─┤バタッ
舞台挨拶で覚えてるのは、手品の練習を友達に見せたら「あ!今のタネ分かった!」て言われたとか(´ω`;)それシゲでしょ!て思いましたとも〜ww
(`・д・.) ?

ではでは前置きが長くなりましたが、映画の内容の感想にまいります(*´∀`)また、私の独断と偏見の塊みたいな感想なんで(´ω`;)後、ネタばれしまくりますから、まだ見て無い方は見てから読んでくださいね(*´∀`)すみません〜(*;ω人)

まず、私は映画は大体が監督や上手い役者やインスピレーションで見たりしてます(´ω`;)しかも、ハリウッド系のように普通に映画館で見れる映画はあまり見てません(´ω`;)大概が大阪で一館で上映期間も短い物やDVDにすらならないものが大半です(´ω`;)だから極端に偏った見方をしてるかもです(´ω`;)ww
でも、大きい映画館でやってる映画を見てないわけじゃないので(*´∀`)
でもどうしても好きな映画がミニシアター系になってしまうんですよね(´ω`;)ww
「青天の霹靂」はまさにそんな私の好き系統のミニシアター系内容だったからかなりハマりましたヽ(;▽;)ノ
そんな大袈裟なCGもなく、内容もありきたりな感じ…ですが物凄く感動しましたヽ(;▽;)ノ
それは、劇団ひとり監督と洋ちゃんの演技力による物が大きかったと思いますヽ(;▽;)ノ
私はその映画の監督やら脚本家やらが描いたい物や情熱が感じられるような映画が大好きなんです(*´∀`)
この映画はまさにそんな感じで、劇団ひとり監督の拘りと映画への愛が感じられました(*´∀`)
それだけに、「あれ?ここどこかで見たぞ?」みたいな演出は多々見られましたがwww
でもそれも映画への愛だと私は思うので(*´∀`)
例えば小津安次郎の「東京物語」をリスペクトするあまりにビムベンダースが「東京画」という映画を作ったんですが、あれも良かったです(*´∀`)あんな感じでその映画や監督を愛するがあまりに真似をする…というのは私は好きです(*´∀`)
でも、それ込みでもまだ未熟ながらも一つ一つのシーンが丁寧かつ愛が籠ってたと思います(*´∀`)
これが初監督作品とは思えない出来でした(*´∀`)
私は映画でもドラマでも伏線好きなんですが、伏線も見事でしたヽ(;▽;)ノ全ての伏線がテーマに沿ってる辺りも素晴らしかったですヽ(;▽;)ノ
まず、二回見てびっくりしたのが最初の晴夫が父親が死んだと聞かされて、ホームレスだった父親の遺品を探しに父親のテントに行くシーンです。
そこで晴夫はあれだけいろいろごちゃごちゃある中から一つの古びたカンカンを見つけ、それだけを出します。
あのシーンを最初に見た時にあれが不思議だったんですよ。何であんだけある物の中からあのカンカンだけを選んだのかな…て。
最後まで見てその謎がわかりました。
あのカンカンは母親が病院で産まれてくる息子(晴夫)の靴下かな?を編んでる編み物入れなんです。
あれを晴夫が最初に手に取ったということは、父親がいかにあのカンカンを大事にしてたか…という事の証になるんです。
何故かは分からないけど、父親はずっとあのカンカンを大事に持ってたのを晴夫は小さい時から見ていて、でもあのカンカンを開ける事はなかった。だから無意識にあのカンカンを最初に手に取ったんだと思います。
そんな凄い大切な伏線がサラッと描かれてる辺りが私が好きなとこです(*´∀`)
あのカンカンだって最初は一瞬しか見えないですもんね(*´∀`)
いや〜劇団ひとり監督まじ凄いわ…(:D)┼─┤バタッ
それからもう一つの伏線は晴夫を表すスペードの2です。
最初に自分がスペードの2だ…という事を愚痴りながら手品するシーンですね。
スペードの2だからこれ以下はないという最低のカードです。
それが自分を産んで母親が死のうとしてるのを知った後に、後にマジックバーの支配人になる人が子供の頃の子に見せます。
その時にスペードの2、即ち自分にへのへのもへじを描いて、カードマジックをします。
もう自分なんていなくていいのに…
母親が産まなくていいのに…産まれてきてもどうせスペードの2にしかなれない、どうしようもない自分なんだから…というやるせない悲しい気持ちから、へのへのもへじを描くんだと思います。
でも子供が「あれ?消えた?どこいったの?」とマジックに対して言った時に晴夫は「なくならないよ。このカードは…一枚しかないんだから…」と言います。
あの台詞は私凄く好きな台詞ですが、こんな自分でも自分は一人しかいないんだ…と思ってる呟きですね。
冒頭のスペードの2の自分の時はきっと「本当、どうしようもないな…俺は最低だ…」と何の希望もなく、絶望的に思ってただろうけど、母親が自分を産んで死のうとしてるのを知って、父親に堕ろせ…自分を殺せ…て言ってなぐられて…、へのへのもへじの自分でも命をかけて守ろうとしてる母親がいる事で、自分に対する見方を変えた一言ですね(´;Д;`)
あの伏線も見事でしたヽ(;▽;)ノ

後は劇団ひとり監督が拘った順撮りも素晴らしかったヽ(;▽;)ノ
あの順撮りによって、晴夫の表情の変化が見事に出てましたヽ(;▽;)ノ
洋ちゃんの演技で素晴らしいとこの一つに、「心情を表す表情の演技のうまさ」があります(*´∀`)
それによって、見てる人達は簡単に感情移入が出来るようになるんですね(*´∀`)
で、最初のタイムスリップする前のシーンが洋ちゃんがドレッサーで大量の台詞を覚えながら、手品の練習をしなくちゃいけないし、しかも猛暑で、あの最初のアパートのシーンはクーラーも無いから氷嚢を頭に置いてやってたぐらいに、精神的に追い込まれてる時に撮ったから、晴夫が精神的にどん底な表情やらがリアルに現れてたんですよね(*´∀`)
あれをわざと、洋ちゃんが大変な時に合わせた…ていうから劇団ひとりは凄い…(:D)┼─┤バタッ
もちろん洋ちゃんが内情の表情がリアルに出せる俳優さんだからやったんだろうけど(*´∀`)
一箇所だけ順撮り上下してつじつま合わなくなったらしいけどねww
でもあの晴夫の成長が洋ちゃんの表情や顔に出たのは順撮りのお陰もあったと思うな(*´∀`)
とにかく、あの晴夫の表情の変化が素晴らしいですヽ(;▽;)ノ
最初の何もかもやる気なくして、親から愛されて無かったと思い、孤独でさみしい晴夫が、タイムスリップして両親に会い、実際はこんなにも両親に愛されてたんだ…と思い気持ちが変わって行くさまが見事でしたヽ(;▽;)ノ
後、素晴らしいと思ったのがひとり監督も大絶賛して、スタッフも撮りながら泣いてしまったという、母親が自分を産んで死ぬかもしれない…と知って父親に堕ろすように言って殴られるシーンヽ(;▽;)ノ
あのシーンは晴夫が今まで39年間、自分は母親に捨てられて、父親にも裏切られたんだ…だから自分の人生は最悪なんだ….と思い込んでたのが、実は母親に命懸けで愛されていた…と分かるシーンで、この映画を通して大事なシーンです。
長回しで撮るんですが、最初は舞台裏でやる予定だったらしいのですが、舞台でやったあたりが素晴らしいです。父親に何回も殴られながらもすがり付いて自分(赤ちゃん)をおろしてくれ…自分を殺してくれ…と泣きながら頼むのがもう堪らないです(;ω;)
殴られて最後舞台で「痛えよ…」と泣いて丸まるシーンが…まだ産まれてない自分、胎児を表現してるかのような…(;ω;)あれはスタッフ泣きますよ(´;Д;

そして、あの病院のシーンねヽ(;▽;)ノあれ、母親が晴夫に「私は子供にとって…どんななのかな」て聞くんだけど、晴夫がどう答えるか凄い興味ありました。
また引くぐらいベターとした答えなのか…とか思ったり(´ω`;)あの答え一つで、今までの感動が覚めかねない…でも、その答えが良かったヽ(;▽;)ノ聞いて涙が溢れるぐらいの答えだったし、それを語る時の晴夫の表情がとにかく素晴らしいんですヽ(;▽;)ノ
この「生きる希望です」という言葉はこの映画のテーマなんでヽ(;▽;)ノ最初は洋ちゃん曰く泣けない脚本だったらしくて、何回も書き直したシーンらしいです(*´∀`)
泣き過ぎでNGが出たのはここなんだけど、これは泣きますよ〜(´;Д;`)
晴夫が息子と思ってない母親の手前…泣くのは…だったんだけど、あれは泣きます(´;Д;`)
あのわざとらしい、雨から晴れていく窓の景色と照明の演出も洋ちゃんの表情と合間って素晴らしかったヽ(;▽;)ノ
今回の演出は古くさいダサい感じがあったかもしれないけど、あれが却ってあの時代にマッチして、洋ちゃんの演技力を引き立てた気もします。
全てが洋ちゃんの演技力を見せるいい役割をした気がします。
洋ちゃんの表情の変化の素晴らしさに着目したひとりさん、凄いヽ(;▽;)ノ本当にありがとうと言いたいですヽ(;▽;)ノ
私はレビュー好きなんで、いろんな人のレビュー見たり、見た人の感想ツイートを毎日見てますが、「大泉洋がこんな素晴らしい演技をするとは思わなかった」やら「大泉洋を見直した」やら「演技が上手くなった」やら見かけますが、それもあるかもしれませんが、今までは洋ちゃんの演技力を見せる脚本、監督に巡り合わなかったのが要因のように思います。
今までは監督が「自分の作品」を見せつけるのに必死で、洋ちゃんのように監督の意向、意思を読み取れる役者はそれだけになってしまうけど、今回のように、役者の演技力を引き出す演出をしてくれたのは、劇団ひとりだったのが意外でしたが、嬉しかったです。
劇団ひとりが初監督で、好きなように、自分がやりたい映画が撮れた…というのも大きかった気もしますが。
どんな作品でもそうですが、なかなか自分の作りたい作品というのはやりたくても、有名になったり、周りの期待があったり、その監督ならこうだろう…みたいな周りの思いが固まったりしたら出来ないものです。
あのスピルバーグでも、ヒッチコックの愛ゆえに、映画への愛一杯で撮った「激突」を超える作品が無いのと同じで…。あくまで私の中でですが(´ω`;)あれを超えるスピルバーグ作品はないです(´ω`;)今のとこ…(´ω`;)
そんな風にビギナーズラックもいい方向に働いたと思いますね(*´∀`)

後は…賛否両論あったあのラストシーンですが…私はよく分からなかったです(´ω`;)
原作を読んでないんでどんな風に終わったのか分からないですが、あれしか無かったのかな?と(´ω`;)
あれが良かった!という人もいるし、二回見た時にあれで良かったのかなあ…とは思ったんだけど、今までの感動があのラストでスッと消えるんですよね(´ω`;)
あのミスチルの歌の歌詞に全てを託したのかな…とも思いましたが…(´ω`;)
最初はあの最後の晴夫の表情がしっくり来なかったんだけど、あの表情の謎が解けた二回目はなるほど!と思いました(*´∀`)
あの表情は晴夫が初めて心からの笑顔を父親に見せた瞬間だったんだと思います(*´∀`)
だからあのはにかんだような…微妙な表情だったんだなあ〜と… (*´∀`)
だからあのラストシーンも何回も見れば納得するのか?と思ったりするんだけど…。
二回見て二回共スッと引いたんで(´ω`;)まず…要因の一つにあの浮浪者になった後のひとりさんの演技があると思います。
あのコントのような風貌と演技は…(´ω`;)余りにも39年も経ったとは思えない…(´ω`;)
あの最後のタイムスリップ前と後とでダブらせる演出が素晴らしいだけに…惜しいです(´ω`;)
何とかならなかったのかなあ…(´ω`;)
かといって、バックトゥザフィーチャーみたいにタイムスリップ後に変化してる自分の立場とかがあったら、この映画の本来のテーマが薄まってしまうからそれをしなかったのは監督さすが!だと思いました。
でも、夢だったのか…本当だったのか…というのも見てる人に任すのもまた手だったかな…と思ったり(´ω`;)
ただ、ラストまでの盛り上がりが素晴らしいだけに失速感が…(´ω`;)
わかる…わかるんだけど、あの最後に込められた言葉が全ての意味で全てのテーマだともわかってるんだけど…。
わかってるだけにもう少し見せ方を考えてほしかったな…と(´ω`;)
本当きっと贅沢を言えば…なんだけど…(´ω`;)
とにかくどのシーンも無駄のない、どの台詞も素晴らしい映画でしたヽ(;▽;)ノ
台詞と言えば、洋ちゃんの呟きのような台詞がどれも素晴らしいヽ(;▽;)ノ
あの消えいるような台詞は、晴夫の心の声みたいでしたヽ(;▽;)ノ
あの母親との病院のシーンで、母親が「この子に聞こえたかなあ?」てお腹を摩りながら母親が言った後の
「聞こえた…」ていう呟きが好きで好きで…ヽ(;▽;)ノ
あの洋ちゃんの言い方、呟きかた、
表情が素晴らしかったヽ(;▽;)ノ
39年間聞こえなかった声が聞こえた…ていう(´;Д;`)
その喜びと感情、今までの思い、母親への誤解への謝罪とか…全てが詰まった呟きでした(´;Д;`)
本当、あの一言でそれが見える演技できる洋ちゃんは凄いですヽ(;▽;)ノ
他にもあの父親に殴られるシーンの「堕ろしてくれ…頼む…」という呟きと「いてぇよ…」という呟きも良かった(´;Д;`)
とにかく、この映画、大泉洋でないとここまでの名作にはなってなかったように思いますヽ(;▽;)ノ
改めて大泉洋の演技力の高さを見せつけられた気がしましたヽ(;▽;)ノ本当…毎回脱帽だわ…(´;ω;`)

照明も本当素晴らしいヽ(;▽;)ノあの現在の暗い感じから、タイムスリップ後のノスタルジックな感じから、晴夫の心情を表してるかのような、晴夫が心情が暗く絶望的なタイムスリップ前は暗く、タイムスリップ後、両親に会い、生きる希望を見つけ出し、晴夫の心情が明るくなってくるあたりから明るい照明に段々なっていくのが素晴らしいヽ(;▽;)ノ
そして、最後の夕日のシーンやら、マジックのシーンはもう圧巻ですヽ(;▽;)ノ
あのマジックのシーンもCG無しで撮ったらしく、リアルに拘ったみたいで、素晴らしかったヽ(;▽;)ノ
最後のマジックシーンは本当洋ちゃんが「大泉洋をあんなにかっこよく撮るなんてなかなかできないんですよ」て言ってましたが、本当にかっこよかったヽ(;▽;)ノ
いや、洋ちゃんは本当にかっこいいんだけどね(*´∀`)でもその洋ちゃんのかっこよさを見事に出したシーンでしたヽ(;▽;)ノ
あのタバコマジックとかエロくてもっと多めにやってほしかった〜(:D)┼─┤バタッ

は〜長々とまたまた語ってしまったけど、また見に行ったら新たな発見をしそうな素晴らしい奥の深い映画でした(*´∀`)
本当に劇団ひとりさん、この映画に出会わせてくれて、洋ちゃんを出してくれてありがとうと言いたいですヽ(;▽;)ノ
私の好きな映画の3本指には入る映画でしたヽ(;▽;)ノ
強いて言えばせっかく私の大好きな
フランクキャプラの「素晴らしき我人生」に似てるんだからあんなあんな感じで号泣の拍手喝采で終わりたかったなあ…(:D)┼─┤バタッ
上手く終わってたら、観客が総立ちして拍手送るぐらいの映画になりえたのに…本当おしいなあ…(:D)┼─┤バタッ

でも、本当に見た後にいろいろと考えさせてくれる映画でした。
人生の事、両親の事、両親の愛、両親への感謝…とにかく見た人がそれぞれ思いは違えど、何かしらの考えを思い、気づけば涙が溢れている…というような素晴らしい映画でした。私はお涙頂戴系の映画は苦手で、却ってそんな映画は泣けないんですが、せんな事もなく、本当に見てるうちに自然に涙する映画でした(´;Д;`)
晴夫が泣くと泣ける、笑えば笑うというように、360度感情表現ができる数少ない役者、洋ちゃんだからこそ主人公に自分を置き換えて泣けるという、そんな感じでした(´;Д;`)
でも見た後に心がどこか温かくなれるような…そんな優しい素晴らしい映画でしたヽ(;▽;)ノ